自分を知るための星読み

Create your own life!

ディセンダントは自分の一部①

「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」
心理学者のアドラーの言葉ですが、

ほんと人と関わるといろんな気持ちになります。

この人といると楽しい!もあるし、
この人むかつく!もある。

だいたいむかつくに対しては、
「私はこの人とは違う」って思うものです。

でもこの「むかつく」は自分の感情であって
その人そのものが「むかつく人」ではない。

自分がその人を「そう見ている」だけ。

でもなかなかそうは思えないんですよねえ。

これはディセンダント(DSC)のからくり。
実は相手に見てるものも「自分」です。

このことを占星術の視点から書いてみます。

自分の反対側、ディセンダント

アセンダント(ASC)は生まれたままの自分。
いわゆる自分そのもの。

とはいえ、アセンダントって無自覚です。

人から言われて初めて気づくくらい
自分が当たり前に持ってる性質。

その反対側はディセンダント。
自分とは正反対の性質。

正反対ってすごい惹かれるか、
すごいむかつくかになりそうですが、
分かりやすく「むかつく人」とします。

なんでむかつくのか。
相手が気に障ることをしてるから?

でもそれって本当は「自分がやりたいこと」です。

例えば、相手が自由奔放にふるまってたとします。
相手の都合なんて考えずにやりたいように。

私「私はこんなに相手の都合を考えてるのに!」

分かりやすくデフォルメしてますが、
相手さんは牡羊座、私さんは天秤座です。

私さん(天秤座)は本当は、
相手さん(牡羊座)みたいにやりたいんです。

でも自分の気質としてはできないわけです。
だからむかつく。見てるとイライラする。

でもここに可能性の種があります。

ディセンダントは相手そのものではない

相手さんは本当に「むかつく人」なのか?
というと、本当はそうではなくて。

相手を通して「自分の一部」を見てるだけ。
相手が鏡になって映してくれてる。

いわゆる「投影」といわれるものです。

シャドウ(自分の影)を人格化したもの、
といわれる先生もおられます。

この「むかつく人」ですが、
なんなら相手さんは牡羊座さんですらない、
ということもよくあります。

相手に「自分の一部」として
その要素を映し出してるだけだから。

よくよく考えてみると、ホロスコープって
全部「自分」のことなんですよね。

アセンダントが生まれた時に与えらえた自分なら、
ディセンダントは後天的に発掘する自分です。

でも自分の反対側だから、
自分一人では発掘できないわけです。
どうしても相手が必要ということ。

だからディセンダントの自分は
「隠れたもう一人の自分」ともいえます。

で、これがなんで可能性の種かというと。

自分に欠けてる(と思ってる性質)を
相手から学んで取り込むことができるから。

だからむかついてる場合じゃない 笑

相手にむかついたらもれなくそれは
「自分の中の隠れた願望」です。

自分では認めたくないけど
無意識下では強く求めているもの。

でも「本当はそうしたかったんだ」
と気づくことによって、
相手がどうこうではなくなります。

相手に惹かれるパターンもありますね。
自分にはないものを持ってる人は魅力的。

そういう人からはより学びやすいかも。

いずれにしても隠れた自分の
可能性を開くきっかけになるのが
ディセンダントだと思います。

以前受けた講座で教わったこと。
ディセンダントで投影してる自分は
「自分がまだ生き切れていない自分」だそう。

そう考えると発掘のしがいがある気がします。

ちなみに牡羊座×天秤座の例は自分の配置です。
人を気にしすぎず、思ったままぱっと行動したい!
意識しようとはしてるけどなかなか難しい・・・
でも発掘はしていきたいなって思います。

ディセンダントの要素を12サイン別に書いた
その②につづきます。こちらもよかったらどうそ。

manatabidays.hatenablog.com


今日はこの辺で。それではまた!

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StockSnapによるPixabayからの画像