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オードリ-・ヘップバーンのホロスコープ②

こんにちわ。shihoです。

オードリ-・ヘップバーンのホロスコープ
アスペクト読みの練習、その①のつづきです。

その①の記事はこちらです。

manatabidays.hatenablog.com

彼女のチャートです。


オードリー・ヘップバーン(1929-1993)
ベルギーの首都ブリュッセル、イクセルの生まれ。

映画・舞台などで活躍した、ハリウッド黄金時代の女優。
代表作『ローマの休日』『ティファニーで朝食を』など。


金星から見える魅力、恋愛、センス

金星は牡羊座で1室。
これが好き!と思ったら、直感でつき進み、
新しいものに飛び込む活発さが魅力と言えそうです。

金星は6ハウスの蟹座の火星とスクエア。

思いのまま自然体に人と付き合う一面と、
仕事仲間のニーズに応えるため、
自分を磨き上げる努力に人一倍情熱を注ぐ面と
仕事で見せる顔にギャップがあったかも。

DSC上の獅子座の海王星とはトライン。

クリエイティブな感性を持つパートナーから
インスピレーションを受けて、センスが豊かになる、

あるいは、芸術家肌のパートナーに憧れを抱きやすく、
情熱的でロマンチックな愛情表現を好む人かも。

5ハウスの蟹座の冥王星とスクエアです。

普段のからっとした活発さとはうって変わって、
恋愛では、安心感を求めてとことん愛情を注ぎ、
依存的な関係になりやすい面もありそうです。

また、まだ誰もやったことのないスタイルで、
卓抜したファッションセンスを発揮する、

それを大衆に受け入れられるほどに極める、
というふうにも読めそうです。

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恋多き女性、という言葉は、やはり当てはまりそうです。
2度の結婚相手も含め、多くの男性とのロマンスがありました。

俳優さんなど、お付き合いのあった人は
主に仕事を通じての出会いだったようです。

あまり長続きしないのは、牡羊座の金星もそうだけど、
やっぱりDSC上の海王星が大きいように思います。
相手に夢を見てしまうがゆえに、儚い出会いになりやすい傾向。

それと、オードリーといえばジバンシィの衣装。
自分のスタイルへのこだわりを強く持ち、
まだ新人だったジバンシィを推したのも彼女でした。

グラマラスな女優が目立つ当時のハリウッドで、
彼女の洗練されたスタイルは、時代の先駆者といえそうです。
まだ誰もやってない新しさ、牡羊座らしいと思いました。


ASCと土星から見る社会貢献

ASCは水瓶座。ただ、最終度数に近いので、
ほぼ魚座を意識した水瓶座です。

全体を俯瞰する意識を持ちながら、
全てを受け入れる姿勢を持つ人、といえるかも。
コスモポリタン的な雰囲気があったかもしれません。

ASCルーラーの土星山羊座10室にあるため、
個人としての活力を社会での役割に注ぎ込み、
責任を全うするために努力する人のようです。

土星山羊座で10室にあります。
DSC上にある獅子座の海王星とトラインです。

この読み解きが難しかったのですが、
7室海王星を対人関係の中に理想やビジョンを見る、とすると

出会う人々とのあらゆる境界線をなくし、
自分の影響力を発揮しながら、努力を積み重ねることで、
現実的な奉仕によって社会に貢献する、と読みました。

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チャートのどこに現れてるか分かりにくかったのが、
晩年のユニセフにおける貢献活動です。

子供時代に戦争によって飢餓を体験し、
ユニセフの前身組織、アンラによって助けられた経験から、

ユニセフでの活動に身を投じ、貧困地域に足繫く出向き、
自身の名声を活かして、資金調達に奔走しました。

MCのサインは射手座なので、社会的役割としては、
この世に生きる人皆が幸せになること、という姿勢を持ち、

10室にある山羊座土星なので、
実際の活動は、目に見える形で現実的な貢献を行う、
ということかな、と理解しました。

DCS上の海王星は、対人関係の境界線を無くすので、
出会う人々に向けられる奉仕の精神とも読めそうです。

その奉仕の心や慈愛を現実的な形に落とし込むこと、
それが人生の最終的な目的だったようにも思えます。

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全体的に海王星の要素が強いチャートだなと思いました。

1室の前半を魚座が占めていて、月も入っています。
海王星的要素が人格の土台と言えそうです。

また、DSC上の海王星の影響がとても強い印象です。

海王星は月、水星、金星、土星アスペクトがあり、
出会う相手によって、私生活や才能の発揮、社会的な役割が
大きく左右される人生、という風にとらえました。

それと、ASCのもう一つのルーラー、
天王星は1室で牡羊座です。

冥王星とのスクエアは誤差が大きいため、
ノーアスペクトと見ました。

ノーアスペクト天王星は、人との距離の取り方が極端で、
くっついたり突然離れたりになりやすいようです。

1室で牡羊座なので、自立心の強さも相まって、
知らぬ間に人と距離ができてしまう、ということもあったかも。

その一方、人との距離が曖昧になりやすい彼女を、
このノーアスの天王星が適度に人と切り離すことで、
むしろ守っていたかもしれない、とも思いました。

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今回読んでみて思った当たり前のこと。
ネイタルだけでは、その人のことを語り切れない。

詳細にエピソードと照らし合わせるなら、
トランジットを読まざるを得ないのですが、

ネイタルの読みがまだ不十分なのに、
中途半端にトランジットを絡めても読み切れない、
と思い、ネイタルの読み解きに専念しました。

人の人生を読み解く、というのは
並大抵のことではないな、と改めて感じました。

次やるなら、何かテーマを絞って読むのがいいかも。
チャートから読み取れる情報量は果てしないので。

とはいえ、じっくりチャートと向き合うことは
やっぱりすごく勉強になります。

足りないところもすごく実感できるので、
また粛々と読み練習を続けていきたいと思います。

長々とお読みいただき、ありがとうございました。

それでは今日はこの辺で。それではまた!

≪参考にした書籍≫
オードリー・ヘップバーン 彼女の素顔がここに』
(マーティン・ギトリン著、発行:クレヴィス)

『オードリー リアル・ストーリー』
(アレグザンダー・ウォーカー著、発行:アルファベータ)