自分を知るための星読み

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時刻不明のチャートを読む意味。

こんにちわ。shihoです。

占星術を勉強してて一番困るのが
出生時間が分からないことですよね。

時間が分からないと、月のサインが確定しないし、
当然ハウスも読めません。

情報量がぐんと少なくなるので、
正確にその人を捉えられないことになります。

それでも、チャートから客観的なその人を知りたい。

私の場合、いちばんは両親です。
というか占星術を勉強する動機のひとつ。

長年親との関係に悩んできて、今でもそれは続いてます。
もう無理して受け入れるのはやめました。

それでも何かしら受け止めたい気持ちはある。
占星術はそのためのヒントになると思います。

今回は父のチャートを読んでみました。

身内に見せる顔は月です。
月は人から見たほうがよく分かります。

お昼の12時で出して、乙女座の1度辺りなので、
獅子座24度位から乙女座6度位まで可能性あり。

おそらく獅子座だろうと思います。
「自分が世界の中心」を地で行く人です。

人を喜ばせるのが好き。それも自分で仕切りたい。
親分肌でサービス精神旺盛です。
趣味のサークルでいつも幹事をしてました。

でも、動く時は自分の独断が全て。
乙女座ならもう少し周りを見て動きそう。

そして自分のペースを絶対に崩さない。
柔軟宮の「人に合わせる」感じはまあないです。

クオリティ(三区分)って、
ほんと動きによく出ますね。分かりやすい。

とはいえ、これで決めつけてもいけないので、
アスペクトからも推測してみます。

少し時間をずらして獅子座で出してみます。

月を頂点とした、太陽-土星天王星合との
不動宮のTスクエアができます。

これ、かなりきつい配置ですね。
あの譲らない頑固さはこれか、と思いました。

土星天王星は最も許容度の無いアスペクト
妥協の無さと厳密さ。合なので強力です。

これは世代アスペクトですが、
太陽と月に関わると、公私ともに影響出ますね。

仕事のプレッシャーは相当だったと思います。
努力と執念でやり遂げるみたいな(実際そうでした)

蠍牡牛はお金に関わる。まさに金融機関に勤めてました。
実務上の厳密さが常に求められる。緊張感あっただろうな。

その分、家庭では王様でした。
振り切れ具合が半端なかった。昔はまじで怖かったです。

ここからがちょっとびっくりだったこと。

最近受講した、いけだ笑み先生のアスペクト講座で
「シナストリーで太陽-木星で、合かハードの場合、
木星側があげまん」というお話があったのですが、

うちの両親はまさにこれ。母の木星が父の月に乗ってる。

木星はハードだと「甘やかし」で出るそうです。
仕事を優先にしてくれて、うちのことは全部おまかせ。

父はサラリーマンとしてはかなり出世した人で、
それは母の長年の支えの賜物だったのは確かです。
家のことは全て母、仕事一辺倒の人でした。

これ聞いた時、うわーって思いました。その通りすぎて。
なんでそこまで共依存?って思ってたら星のせいやん。
(両親とってはまあ良い形だったのかもしれないけど)

この世代の人、こういう生活形態がメインだけど、
うちはこれがかなり強調された形だったように思います。

ここで終わると、私の思い込みかもしれないので、
いちおう月乙女座のアスペクトも見てみます。

月水星のセクスタイル、月金星のトラインができます。

おしゃべり好きで社交的な人と読めます。
まあそういうところもあるにはある。

乙女座になると、例のTスクエアは成立しません。
サインが外れるし、太陽ともスクエアにならない。

逆に、獅子座だと水星や金星とはアスペクトしません。

そうなると、どちらが本人の印象とより近いか。
断然獅子座の方だろうと思います。

それともう一つ。月は妻を表します。

獅子座の場合、月は土星天王星の合とスクエア。
融通の利かないこだわりの強い妻、っていう印象。

乙女座の場合、月は水星や金星とソフト。
機転が利いて物腰柔らかな妻、っていう印象。

母を悪く言うわけではないけど、
まあ上の方でしょう。絶対に自分を譲らない人です。

ハウスが分かればもっと詳細が分かるけど、
アスペクトとサインでも結構分かるように思います。

何より目的は当てることではなく、
星からその人を理解するヒントを見つけること。

そして、完全に受け入れることは出来なくても、
ああそういうことなら仕方なかったよね、と
いい意味で星のせいにできる気がします。

もう二人ともいい歳なので、
サポートしながらあとは見守るだけです。

こんな話、書いてどうするん?と思ったけど、
言語化してみて、改めていろいろ納得がいきました。

頭で考えてるより、やっぱり言葉にするのは大事。

それでは今日はこの辺で。それではまた!

MichaelaによるPixabayからの画像